青春アニソン部

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『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』。早くもロキシーロスになってるED映像【オンリー】大原ゆい子

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 ©理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生」製作委員会

 

女性蔑視とかいちゃもんつけられて中国で大変なことになったり、あちこちのレビューでも主人公が気持ち悪くて不快だという意見がある本作品です。

 

嫌な人は、そりゃ観ないでいい、と、いうものではありますが、それで視聴を止めてしまうのはあまりにももったいない素晴らしい出来です。

ほんと素晴らしいアニメーションです。もちろん原作も本当に超素晴らしい。

 

筆者は騒動のニュースからこの作品を知ったので、またなにか性的なビジュアル表現を強調し過ぎてるのを発見されて炎上したのかと思ってました。

 

が、そうではなかった。

 

この作品は、性的なリアルを隠さずに描いてるだけなのだ。

 

その中には、性犯罪行為もある。

そんなことをしていた主人公の更生の物語でもある。いや、物語が進んでも更生したとはいいきれない部分もあるが。

そして結果至ったところにおいても、多くの女性にとって、また現代の多くの国で受け入れられる状態なのかというと、それはそれで難儀な案件ではある。

 

オレはそういう褒められるようなことではない部分や断罪されるべきなところも含めて一人の人間を描いた原作はすげえと思う。

 

原作はさらに限界突破領域の倫理まで挑んで削除にいたってるエピソードがあるのでアニメではどこまでやるのか。

その辺を、この先でしっかりと描いてくれるのを観ることが楽しみなのですよ。

 

 

ということで、この異世界。

劇伴はケルト風な音楽でまとめられている。

これがすごく雰囲気出てるよね。

 

そして、主題歌もアレンジがケルト風で、BGMとほとんど違和感なく流れる。

 

このアニメーションでは、特定のオープニング映像というのを作らずに、本編中の状況説明的なシーンに被せて、オープニング主題歌がかかる。

 

演出上の都合や尺の都合で、こうした特殊オープニングや特殊エンディングを使うアニメが増えたとはいえ、この作品では全話これである。

 

長大な原作を最後まで描ききるために少しでも本編の尺を伸ばすためにやったということらしい。中にはOP、EDどっちかの曲が流れない回もある。

それが、この異世界、作品の世界観、時には登場人物の心情を魅せる演出としてすごくはまってる。

 

考えてみりゃ、同じオープニングテーマを何度も観る必要ってのは実はない。昔ながらのテレビで毎週放送されてCMが入ってっていうフォーマットだったら必要なんだろうけど。

いまや配信で見る人、一気視聴の人、もとより録画でCM飛ばす人ってのが大多数になってるご時世なので、毎回のオープニング曲やエンディング曲ってのは、必ずしも要らんわな。NETFLIXがエンディングをすっ飛ばそうとするのもわからんでもない。

 

もっとも、それに負けずに魅せてくるオープニング・エンディング映像の作品が増えて欲しいとは思う。

 

そんなわけで、主題歌ミュージシャンの公式YTを貼っておく。

 

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『旅人の唄』(1、3、4、6~8話。※1話ではエンディングに使用)

作詞・作曲:大原ゆい子
編曲:MANYO
歌:大原ゆい子
(TOHO animation RECORDS)

 

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『旅人の唄』(10,11話)

作詞・作曲:大原ゆい子
編曲:MANYO
歌:大原ゆい子
(TOHO animation RECORDS)

 

2曲ともに、自然に本編に入ってくるんだよね。ほぼ挿入歌。本編を邪魔しない。

 

その点では「アニメ主題歌」っていう雰囲気ではない。

 

もっともこの作品の場合は、それがまさに作品の「テーマ」を表現するものとしていい感じに機能してるのだ。

 

ただ、ちょっとこの2曲が、似すぎてる感じもある。どっちがどっちか区別つかんレベル。

 

 

一方、エンディング曲は、サブタイトル表記もあって、本編とは明確に区分けされてる。

 

それでいて、ルディが本編のなんかの場面のように動きのあるシーンが続くので、これはこれで本編の一部かとちょっと脳が誤解するような感じなんだよね。

オープニングテーマが前述のような仕掛けなので、エンディングもそうなんかなと。

 

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そいで、このエンディング、歌詞はというとほぼエリスの歌。

でも映像のほうはロキシーを求めるルディの歌です。

 

シルフィエットと遊んでるシーンもあるし、エリスとは別の方を向いてるカットも入ってるけど。

 

ロキシーの登場シーン。手を差し伸べるロキシーがぼやけてる。このカットと次の手をのばすルディのカットだけがルディの視点なんですよ。

 

ってことは、ルディが壁の穴の向こうに手を伸ばして手に入れようとしたもの。景色の先に見ようとしてるもの。それはロキシーですよ。

 

なので雪の中を歩いたり、丘の上まで歩いて行ったりしてるのは、単に散歩してるんじゃなく、用事があってどこかに向かってるんじゃなくて、ここにはいるはずのないロキシーを求めてフラフラしてるのですよ。 

 

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なお、エリスとのカットのみ現実の情景としては描いてないので、このカットは時系列的に全然関係ないと思われる。

 

エンディング映像全体としてはロアの町に連れて行かれる前。ブエナ村にこんな廃墟っぽいところがあったかどうかわからないけど。後ろの壁が壊れてるのはルディの心象を表したものかと。

 

シルフィと2人のシーンとラストの廃墟の壁のシーンにだけ綿毛が飛んでるので、シルフィと2人で遊びに行ってたときに、たまたまちょっと一人になって、ふとロキシーのことが脳裏に浮かんだってところでしょう。

 

やっぱロキシーは神ですね!

 

 

なお、このアニメ化にあたっては、プロジェクトを継続的、長期的、計画的に進めていく体制が必要と判断して制作スタジオを新たに設立。『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』に集中する環境で制作を進めるとのこと。

https://www.eggfirm.com/images/bind.pdf

 

今後も超期待ですわ。

 

 

●主題歌DATA

エンディング曲

『オンリー』(2~7、9~11話)

作詞・作曲:大原ゆい子
編曲:吉田穣
歌:大原ゆい子
(TOHO animation RECORDS)

エンディングアニメーション

(2~7、9、10話)
コンテ:小林敦史(10GAUGE)
演出:小林敦史(10GAUGE)、平野宏樹
総作画監督:杉山和隆
作画監督・原画:世良コータ
動画検査・動画:鈴木あい
色指定・仕上げ検査:土居真紀子
仕上げ:デファー、FAI
美術:椎野隆介
撮影:10GAUGE、松木大祐、小林敦史、泉 香織

 

●テレビアニメ『~異世界行ったら本気だす~』DATA

2021年1月~3月
アニメーション制作:STUDIO BIND